「ぶらさがり」を許すな (2004/12/20)
− 部下の甘えた考えを叩き直せ −
会社では利益に貢献するものだけが存在価値があることを理解させよ。
難題を克服して仕事をやり遂げる価値を教え込め。 部下の心に巣食うぶら下がり意識を断ち切るのが、管理者に課せられた重大な使命だ。
自分が果たすべき役割や義務を自覚せず、対して働きもしてないのに「給料が少ない」と嘆く社員。
彼がこんな考え方をしてしまうのは、誤った認識に基づいている。
すなわち 「会社に行きさえすれば給料がもらえる」 というぶらさがり意識である。
このような「ぶらさがり社員」が一人でもいると、部門の力、会社の力が確実に弱くなっていく。
その人が足を引っ張るだけでなく、「私たちがこんなに頑張っているのに、
なんであいつだけがラクをしているんだ」と、周囲の社員の意欲まで落としてしまうからだ。
社員のぶら下がり意識を叩き直すためには、会社の構造をキチンと認識させてやることが大切である。
会社は商品やサービスをお客さまに買っていただいて利益を上げ、はじめて給料を支払う余地ができる。
利益を生み出すことができなければ、会社は存続できない。
したがって、利益の創出に貢献したものだけが、給料を受け取る権利を持つ。
キツイ仕事は嫌だ、他人よりもラクをしたい……。
そんな行動を取る社員は存在価値がない。
そのことを理解させなければいけない。
そして、一見すると割に合わない仕事を引受け、顧客の無理な要求を満たすために汗水たらして
這いずりまわることが、実は自分の財産になることを伝えるのだ。
現在、大企業となっている会社でも、はじまりは中小企業であった。
では、星の数ほどある中小企業の中から、なぜ頭角を現したのか。
それは、他人が「無理だ」「不可能だ」と考えることを可能にする努力を続けてきたからだ。
話のスケールがそこまで大きくなくても、困難な仕事であればあるほど、
その仕事を完成したときの経験とノウハウは価値のある財産となり、自分の存在価値も高まる。
そのことに気づいて、部下のヤル気を高めていくのも管理者の義務である。
※上記内容は、(株)日本商工振興会発行の「まねじ83」より転載しています。
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