| ■経理やパソコンの専門知識は一切不要
簿記の勉強をしたことがありますか?
借方・貸方だの、勘定科目だの、七面倒くさいことばっかりです。
ところが自分で事業を始めようということになると、そうした知識をもとにして、
自分の会社の帳簿をつくらなければなりません。
経理は専門外だとしても、経営者であれば求められるのです。
そこで、税理士の先生にお願いすることになります。
毎日の取引の伝票を起こして帳簿をつける。これを月に一度集計して、月ごとに試算表を作ってもらう。
しかし実際には、領収書と銀行通帳と現金出納帳、
請求書を渡して帳簿もつけてもらっているケースも少なくありません。
パソコンを入れて処理するにしても、いままでの機械では、ある程度の専門知識がないと、
なかなか立ち上げることはできません。
つまり多くの経営者にとって、経理というのは、とても専門的で
特殊な知識と技術と時間を必要とする業務だったのです。
いえいえ、これから簿記の勉強をしてください、などと言うつもりはありません。
電卓の達人になれ、というわけでもありません。
経営者でなくても、まったく新しく採用したアルバイトでも、パートでも、
慣れればすぐにできるようになるのです。
パソコンといっても、電卓とほとんど変わりません。
32個のキーが並ぶ専用キーボードを使って、それぞれの取引データを入れていけば終わりです。
コンピュータは非常に早いスピードで進化しています。
かつては、どうやって使っていいかがむずかしかったパソコンも、現在ではすでにテレビや電話や
オーディオ製品などと同じように、スイッチを入れて簡単な操作をすればお望みのように
動くようになっているのです。
キャッシュレーダーは、そうした時代を先取りしたともいえる画期的な機械なのです。
それぞれの取引内容や取引先に合った仕訳が、すでに機械に設定されていますから、
たとえば出金ならば、専用のキーボードを使って、
「いつ」(日付の数字を入力)
「どこに」(取引先を画面から選び、「はい」のキーを押す)
「いくら支払ったのか」(金額の数字の入力)
を入力するだけで終わり。
入金なら、
「いつ」
「どこから」
「いくら受け取ったのか」
を入力するだけです。
仕訳の知識が必要ないだけではありません。
今までは、毎日のように繰り返される取引までも伝票や帳簿にひとつひとつの取引ごとに
日付、金額、取引先名、摘要を手書きし、仕訳の勘定科目名を記入する(またはゴム印を押す)。
手間をかけていました。100円の取引でも伝票1枚に以上のことを記入する必要があったのです。
記入ミスをした場合の訂正も面倒でした。
キャッシュレーダーを使うとそれらの業務が、簿記の知識が無い人でも
専用キーボードの簡単な操作だけで、早くすんでしまうのです。
また、手書きの場合は電卓、ソロバンを使った集計業務も大変でした。
キャッシュレーダーではその苦労からも開放され、
訂正事項があっても集計のやりなおしなどということもありません。
集計業務はコンピュータが最も得意とすることのひとつです。
こうして入力されたデータは、そのままパソコンの中に記録されます。
ただし、紙の帳簿の時とちがって現金出納帳に記録したものが、
現金出納帳だけに記録されるわけではありません。
1回の入力で、現金出納帳、銀行帳、売掛帳、買掛帳、手形帳など、その入力したデータに
関係する全ての帳簿類に連動し、最低限必要な帳簿類が自動的に作成できてしまうのです。
もちろん、消費税の区分処理なども一切気にする必要はありません。
これなら、いくら多くの取引が発生する会社でも、1日の仕事の最後に30分くらい入力すれば、
自然に毎日の経理ができていくのです。
毎日の取引が終われば、経営者はつねにその日現在の会社のデータを見ることができます。
キャッシュレーダーのスイッチを入れて、呼び出せばいいだけです。
これによって、たとえば仕入れの量を調整したり、年度予算を月ごとに実績と
対比させることが可能になります。
こうした付加価値は、過去のとりひきデータを単に集計するだけの「過去会計」に対して
「未来会計」と呼んでいます。
リアルタイムの過去会計の集計が簡単にできるようになると、
そこから経営パイロットの重要な片腕となる経理、つまり「未来会計」が可能になってくるわけです。
これについては、あとで詳しく述べます。
セキュリティ・システム
しかし、誰にでも簡単に操作できるということは、
会社の重要なデータに関していえば欠点になることもあります。
しかも電話回線によってオンラインになっているわけですから、データの安全性が気になります。
そこでキャッシュレーダーでは、暗証番号を入れないとデータが呼び出せないようになっています。
ですから経理担当以外、従業員や外部の人がキャッシュレーダーのデータを見ることは不可能です。
会計事務所とオンラインで結んでいる場合も、データを暗号化して送るようになっていますので
外部に漏れることはなく、安心です。
■経理革命の切り札、未来会計
ここまでは、経理の基本業務です。
会社として最低限やっておかなければならないことを、いかに省力化して行こうかということでした。
過去の実績を集計する経理ですから「過去会計」と呼ぶことにしましょう。
過去会計は税務申告に必要な業務ですから、どこの会社も行っていたはずです。
ただし、キャッシュレーダーによって大幅な省力化が可能になったということです。
おおまかに言って、最終的には従業員の伝票や、帳簿を記帳していたときよりも
処理時間は5分の1以下になるはずです。
しかし、それだけではありません。
キャッシュレーダーが小規模事業の経理に起こした革命というのは、
これから先の「未来会計」の話なのです。
いままでは、過去会計業務で出てきたデータは、いわば税務署のためのものでした。
申告したら、ファイルにしてしまいこんで終わり。
会社の歴史の藻屑と化していたのです。しかし、これからは違います。
小規模事業の経営者たちは、大企業の経理部も感心するような、
おそるべきことをキャッシュレーダーを使ってやり始めているのです。
【1】予測税額
第一に、節税対策です。
法人でも個人でも、事業者というのは一事業年度で得た利益に対して一定の税金を国や都道府県、
市町村に払うことになっています。
利益が多かった年は、それに応じて支払う税金の額も多くなるわけです。
そこで、利益が多い年には節税対策が必要となるわけですが、
小規模事業主は、このときにいつもジレンマを感じることになるわけです。
なぜでしょうか。
たとえば、9月30日が決算のA社があるとします。
9月決算ですから、申告書の提出期限は11月末日です。
A社を担当している会計事務所は、決算事務は11月になってから始めます。
つまり9月決算だと、その年度の売上や利益が計算されて、
では税金がいくらかというのは11月になってからというわけです。
次の事業年度が始まって2か月もたとうとしているところに、ようやく、
「前年度は利益が出ました。納める税金は500万円です。」などと言われて、
経営者はビックリしてしまうのです。
しかしいくらビックリしても、前年度に出てしまった利益は減らすことはできません。
「前年度は、ずいぶん社員を働かせてしまったからな。そんなに税金を払うことになるんだったら、
特別賞与を出してあげれば・・・」などと後悔しても、あとの祭り。
500万円の税金は、支払うしかありません。
そこで、経営者は、「これだけの利益が出るということが、
せめて9月の始めにわかっていればなあ」ということを痛感するわけです。
実際には、9月の初めの段階では、7月のデータもそろっていなかった状態でした。
これまでの会計事務所の業務の流れでは、どうしてもデータは1〜2ヵ月遅れになります。
経営者としては、諦めるしかなかったのです。
しかし、キャッシュレーダーが登場して一変しました。
9月決算なら、8月中に、当期末の利益を予測し、今年度の予測税額を割り出し、
決算までのあいだに行なえる節税対策案も立ててくれるのです。
「ウチは税金なんか出ないから、そんなもの必要ないよ」
そういう方も、おられるでしょう。
しかし、そういう考え方は経営者としての前向きの姿勢に欠けていると思います。
赤字だということが分かれば、
ゴールを目の前にしてなんとかプラスにしようと頑張るのではないですか。
何とかトントンにしよう、あるいはそれに近づけようと努力するはずです。
決算前に予想利益を知ることによって経営努力が刺激されれば、
やがて気がついたら黒字会社になっているのです。
ただの結果として赤字が出てくるだけでは、それはもう終わってしまったことですから、
「また今年もマイナスか」くらいの気持ちしか起きません。
これでは進歩しないのです。
前もって予測利益を出して見ることは、利益が出ない会社にも大切なことなのです。
【2】利益計画
新事業年度が始まれば、どの経営者も「今期は頑張ろう」と思うものです。
そして、経営者なりに年度計画というものを頭に描くことでしょう。
しかし、会社が発展するかどうかの分かれ目は、その頭に描いた計画を
実際の数値にして紙に書くかどうかです。
紙に数字を書くことによって、計画は初めて明確になるのです。
実際の数字を見るのは、これまでは帳簿でした。
しかしキャッシュレーダーでは、画面ですぐに呼び出すことができ、
さらに自由に当期の予測を行うことができます。
キャッシュレーダーを操作しながら、アナタは自由に目標とする計画を数字で表していくのです。
しかし、そう考えていくと必ず矛盾が出てくるはずです。
最後にマイナスになってしまったりする。
「あれれ、これではダメだ。どこに問題があるのかな」と考える。
「ということは、もっと利益率を上げなければダメだ。売上をこれだけ上げて、
経費はここをおさえよう」このように計画を何度も修正していきます。
すると、「これくらいなら頑張れるだろう。よし、これで行こう!」という数字がつかめるわけです。
この作業によって、次の決算で到着すべき本当の目的地というものが見えてくるわけです。
これが利益計画です。
何となくの勘で、頭の中で適当に考えていても、
日々の忙しさの中に埋もれてしまい経営には役立ちません。
実際の売上や経費などを十分に検討し、その改善点とだきあわせで計画を修正していき、
最終的に到着すべき目的地を明らかにしていきます。
検討と修正を自由に行えるのが、キャッシュレーダーなのです。
【3】予算管理
キャッシュレーダーを活用してつくった予算は、現実の数字をバックホーンにしていますから、
絵に描いた餅ではありません。
したがって、経営のパイロットであるアナタがうまく会社を操縦していけば、
目的地に(あるいは少なくとも目的地の近くに)うまく到着できるようにできています。
しかし、1年というのは長いものです。最初は意気ようようと決定した利益計画でも、
徐々にその熱意は薄れていくのが人間というものでしょう。
そこで大切になってくるのが、予算の進捗管理や予算と実績との対比です。
キャッシュレーダーでは、作成した利益計画書の数字を、会社の予算に落としこんでいきます。
そして毎月、予算と会社のリアルタイムの経営データを比較してチェックを行うのです。
これが月次の予算管理です。経営者というのは、当然会社のトップです。
キャッシュレーダ−の客観的なデータをもとにいちいち誤りを指摘してくれる人はいません。
自分で考えるのです。その方法が予算管理なのです。
利益計画と予算管理こそ、経営者の相談役なのです。
「そんなこと言ったって、予算と実績は差が出るものでしょう。
そのうちに、いつも意味がなくなってしまうんですよ」とおっしゃる方もいるでしょう。
しかし、本当に意味がないのでしょうか。いえ、大いに意味があります。
予算と実績は、差があるからこそ意味があるのです。
予算と実績が常に一致するなら、予算なんて立てる必要はありませんし、経営者は必要ありません。
目標と実績に差があるからこそ、「なぜ差がでるのだろう」と考える。
そこから経営というものが始まっているのです。
現在、経営者が操縦する飛行機が、目的地までのどこにいるのか。
残りの時間で安全に到着するためには、どれだけスピードをあげなければならないのか。
そのための燃料(資金)はどうか、乗員(従業員)の動きはどうか。
そういうことを、予算を手がかりにして、毎月考えてみることが必要です。
キャッシュレーダーは、全ての経営者に予算管理を可能にしたツールです。
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